コラム


〇既存不適格建築物

既存不適格建築物と言うとなんだか物々しいですが、竣工当時は適法であったものが
建築基準法令の改正等によって改正後の規定に適合しなくなった建築物を言います。

建物が変わったではなく、法規の方が変わってしまったんですね。
違法建築物とはまったく違うことに注意ください。

では法改正はどうして行われるのでしょうか。
もちろん一概には言えませんが、構造に関しては新しい知見や経験則を法令に反映し、
より安全な基準を作っていこうという考えから改正を行っていることが主と思われます。
この考えからすると既存不適格建築物は適格建築物と比較すると弱い建物なのでしょうか?

この答えも一つではないのですが、古い建物が統計的に弱いというのは事実です。
もちろん、古くても安全である建物も存在します。

その判断をするために、私たちが耐震診断を行い安全性を確認して行きたいと思っています。
一度ご自身がお住まいの建物をの診断をしてみてはいかがでしょうか。
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